2026年9月29日、OpenAIは開発者向けイベントで、常時稼働するAIエージェント「dots」を発表しました。テキストで依頼するとクラウド上のコンピュータで24時間自律的に動き続け、4000以上のアプリに接続してタスクをこなします。発表と同時に配信が始まり、初期テスターの例として「請求書の発行を忘れていたユーザーに代わって書類を作り、送信までやっておいた」という逸話が紹介されています。
これを機械学習の視点で見ると、従来のプログラムのように人間が手順を書いたわけではなく、大量の例から学んだパターンをもとに、状況に応じて次の一手を自分で選んでいる、という点が本質です。ここが「ルールで動く自動化」と「学習で動くAI」の違いでした。
もう一つの見方は、アルゴリズムが決める社会で扱われる意思決定の範囲です。これまでのアルゴリズムの判断は、採用や与信のように「一回きりの判定」が中心でした。しかし常時稼働のエージェントは、人間が見ていない間も判断と実行を繰り返します。便利さの裏側で、「いつ・何を根拠に動いたか」を後から追える仕組みが、これまで以上に問われることになりそうです。