アズリテ
今日のニュース2026年8月13日

サンマ、過去最低水準の予想——海が変えた回遊ルート

3 行サマリ
  • 8月に解禁されたサンマ漁について、日本沿岸への来遊量が昨年の4割程度、統計上も
  • 過去最低の水準にとどまるとの予測が示されている。最大の要因は海水温の上昇による
  • 回遊ルートの変化で、主要な漁場は日本の近海から遠い公海へと移りつつある。
この記事の概念持続可能性

このニュースを読むための教養

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海と人間——恵みと課題
海の恵みが有限で、温暖化によって姿を変えつつあるという、この記事の土台・約 6
まず 6 分で学ぶ

教養の視点

8月上旬、各地の港から大型の棒受け網漁船が、次々とサンマ漁の漁場へ向けて出港しました。しかし今年は、出港前から厳しい予測が示されています。日本沿岸への来遊量は昨年の4割程度、統計上も過去最低の水準にとどまるとみられているのです。

原因は、単純な「獲りすぎ」ではありません。最大の要因は、日本近海の海水温の上昇です。サンマのえさとなるプランクトンは、水温が上がると減ってしまいます。すると、サンマの回遊ルートそのものが、日本の近海から、遠く離れた公海へと移っていく。かつて日本の経済水域の中で獲れていた魚群が、外国船とも競合する公海まで出て行かないと獲れなくなっているのです。魚のサイズも、去年より小ぶりになる見通しです。

この変化は、「今年はたまたま不漁だった」で片づけられるものではありません。海の恵みは無限に湧いてくるものではなく、水温という地球規模の変化によって姿を変えうる有限な資源だということを、サンマは教えてくれています。食卓では、今年もサンマが手に入りにくく、値段も高くなりそうです。値札の向こうに、海の変化があることを、思い出してみてください。

読み解きチェック

学んだ概念を、この記事に当てはめてみましょう
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Q1この記事によれば、今年サンマの日本近海への来遊が減ると予測される最大の要因はどれですか?
Q2サンマの来遊量の変化を「持続可能性」の視点で読むと、どう捉えるのが適切ですか?

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