アズリテ
ニュース2026年8月12日

ペルセウス座流星群が極大へ——「1時間35個」は確率の言葉

3 行サマリ
  • 三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群が2026年8月13日11時ごろに極大を迎える。日本からは
  • 昼間にあたるため、実際の見ごろは12日夜〜13日未明と13日夜〜14日未明。極大日が新月と重なり
  • 月明かりの影響がない好条件で、空の暗い場所では1時間あたり35個ほどの流星が期待される。
この記事の概念天文学確率の直感

このニュースを読むための教養

準備 0/2 完了
太陽系の姿
彗星が撒いたちりの帯を地球が横切る、という天体の位置関係の土台・約 3
まず 3 分で学ぶ
確率の直感と落とし穴
「1時間35個」が何を約束し、何を約束しないかを読むための確率の基本・約 2
まず 2 分で学ぶ

教養の視点

8月13日11時ごろ、太陽系の中で地球が彗星の残したちりの帯を横切り、ペルセウス座流星群が極大を迎えます。日本からは昼間にあたるため、実際に見ごろなのは12日夜〜13日未明と、13日夜〜14日未明。今年は極大日が新月と重なり、月明かりに邪魔されない好条件がそろいました。空の暗い場所なら、1時間あたり35個ほどの流星が期待されます。

同じ「天体の予測」でも、この数字の性質は8月10日にお伝えした日食とは違います。日食は月・地球・太陽の軌道計算から、いつ・どこで起きるかを秒単位まで言い切れる決定論的な現象でした。一方の「1時間35個」は、確率が教える"期待値"、つまり多くの観測を平均したときの目安にすぎません。実際にその1時間を数えてみたら20個かもしれないし、50個かもしれない——それは予報が外れたのではなく、期待値のまわりに自然に生じるばらつきです。

天気予報の「降水確率30%」も同じ発想で読めます。数字が示すのは「その条件で何が起きやすいか」という傾向であって、次の1回の結果を保証するものではありません。予測できる現象にも、言い切れる種類と、平均でしか語れない種類がある——流星群を見上げるときは、そんな目でも夜空を眺めてみてください。

読み解きチェック

学んだ概念を、この記事に当てはめてみましょう
0 / 2
Q18月10日にお伝えした日食のニュースでは、「いつ・どこで」を秒単位まで言い切れる現象として紹介しました。この記事の「1時間35個」という流星群の予想は、それとどう性質が違いますか?
Q2実際に観測してみたら、ある1時間の流星が20個だった、あるいは50個だった——これは「予報が外れた」ことになりますか?

さらに深く

同じ日のほかのニュース

同じ概念の過去ニュース

天文学・確率の直感