アズリテ
今日のニュース2026年9月12日

『電源オフ』のテレビは本当に沈黙しているか——LGスマートテレビ、調査と反論のあいだ

3 行サマリ
  • 海外のセキュリティ研究者グループが、LG製スマートテレビの一部モデルで、画面をオフにした
  • スタンバイ状態でもマイク音声を取得してローカルに保存し、通信復旧時に広告部門へ送信していた
  • 疑いがあると報告した。周辺の通信機器を探索し位置情報なども収集していたとされる。LGは
  • 「会話を継続的に盗聴している」という指摘を否定する一方、音声起動機能や広告連動の視聴データ
  • 収集機能の存在は認めている。

このニュースを読むための教養

準備 0/2 完了
見えない品質と、市場の信頼
テレビの中で実際に何が起きているかを、使う側が確かめられないという構造を先に押さえる・約 3
まず 3 分で学ぶ
企業は誰のものか
企業が消費者に対してどこまでの責任を負うべきかという論点を先に押さえる・約 5
まず 5 分で学ぶ

教養の視点

テレビの電源を切ったつもりでも、テレビの側は本当に何もしていないのでしょうか。海外のセキュリティ研究者グループが、LG製の最新スマートテレビの一部モデルを調べたところ、画面をオフにしたスタンバイ状態でもマイクが音声を取得し、いったんテレビ内に保存したうえで、通信が復旧すると広告部門へアップロードしていたと報告しました。周辺のスマートフォンやWi-Fi機器を探索し、位置情報まで集めていたともいいます。

この話の核心は、情報の非対称性です。テレビの中で実際に何が起きているかを、使っている私たち自身が確かめる手段はほとんどありません。LGは「会話を継続的に盗聴している」という指摘については否定しつつ、音声起動機能や、視聴内容を記録して広告に使う機能そのものの存在は認めています。研究者側の報告とメーカー側の説明、どちらも部分的には正しいのかもしれず、外側にいる私たちには判定しづらいのが実情です。

企業がどこまで責任を負うべきかという問いは、今回のような「確かめようがない」場面でこそ重みを増します。中身が見えない製品を選ぶときは、メーカーの説明を鵜呑みにせず、外部の検証があるかどうかにも目を向ける——それが、情報の非対称性がある市場での付き合い方です。

読み解きチェック

学んだ概念を、この記事に当てはめてみましょう
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Q1記事によれば、テレビの画面をオフにしたスタンバイ状態でもマイクが音声を取得し、通信が復旧すると広告部門へアップロードしていたと報告されています。使う側がこれを自分で確かめにくいのはなぜですか?
Q2記事は、研究者の報告とLG側の説明が食い違っている(会話の継続的な盗聴は否定しつつ、音声起動機能や視聴データ収集機能の存在は認めている)と伝えています。ここから読み取れる、賢い読者の姿勢として最も適切なものはどれですか?

さらに深く

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