台風25号が、9月21日の敬老の日を含む3連休のさなかに関東へ接近するおそれがある、と気象庁が伝えています。18日から19日にかけて小笠原諸島の近くを進み、20日夜には伊豆諸島近海まで北上する見込みです。
ここで注目したいのは、進路そのものより「予報円」という表現の広さです。21日午後9時時点の予報円は半径約370キロ。これは関東沖を広く含む範囲で、台風の中心がその円のどこを通るかには、まだ幅があることを意味します。「関東に来る」でも「来ない」でもなく、今の時点で気象庁が伝えられるのは「来る可能性のある範囲がこれくらい広い」という情報までです。
台風は暖かい海の水蒸気からエネルギーを得て発達する渦であり、海面水温や周囲の気圧配置という多くの変数の影響を受けながら進みます。3日先の進路になるほど、この変数の影響が積み重なり、予報円は自然と広がっていきます。3連休の予定を立てる際は、「ここに来る」という一点の予測ではなく、この幅そのものを情報として受け取る方が、天気予報を実用的に使えます。