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科学的方法
仮説と検証の繰り返しによって知識を更新していく科学の手続き
この概念を学べるレッスン
- 脳という臓器脳と心の科学・約2分
- 温室効果のしくみ気候変動の科学入門・約2分
- 全体は部分の総和以上——創発複雑系とネットワークの科学・約5分
- 複雑系として世界を見る複雑系とネットワークの科学・約6分
- 動く大地——プレートテクトニクス地球のしくみ・約2分
- 生態系というシステム地球のしくみ・約3分
- 科学革命——世界観の転換科学史入門・約4分
- パラダイムと科学の進歩科学史入門・約3分
- 科学の限界と、それでも信頼する理由科学史入門・約5分
- 進化——生命を貫くただ一つの理論生命と医療のリテラシー・約2分
- パターンと対称性数学的なものの見方・約4分
- 量子の世界——常識が通じない領域現代物理への招待・約3分
- 宇宙論——始まりと果てを問う現代物理への招待・約3分
- エネルギーとは何か——保存と変換エネルギーと宇宙の物理・約2分
- 科学的方法とは科学リテラシー・約2分
- インターネットはどう動いているかインターネットとプラットフォーム・約2分
この概念で読むニュース16件
2026年8月14日定番の型
火星の衛星から石を持ち帰る計画、機体を公開
JAXAは2026年8月13日、火星衛星探査計画「MMX」の探査機を種子島宇宙センターで公開した。 今秋にもH3ロケットで打ち上げ、火星の衛星フォボスに着陸して試料を採取し、地球へ持ち帰る。 成功すれば火星圏からのサンプルリターンは世界初で、往復には約9年をかける計画になっている。
2026年8月10日定番の型
8月12日、ヨーロッパで皆既日食——「何年も先まで秒単位で予言できる」のはなぜか
現地時間の2026年8月12日夕方(日本時間では13日未明)、皆既日食が起こる。月の影が落ちる細い「皆既帯」は 北極圏からグリーンランド、アイスランドを経て大西洋を渡り、スペインに達する。ヨーロッパ本土で観測できる 皆既日食としては久しぶりで、スペインでは太陽が地平線近くまで低い時間帯に起こるのが特徴。日本からは (食のとき太陽が地平線の下にあるため)見えない。日時や経路は何年も前から精密に計算されている。
2026年8月4日定番の型
熱帯の巨大積乱雲に「理論外の濃い水蒸気」——微粒子が嵐を強める観測証拠
中国科学院大気物理研究所などのチームが、フィリピン上空を飛んだ観測機のデータから、熱帯の 積乱雲の内部に「理論の想定を超える高さの水蒸気過飽和」を発見した。氷点下5℃付近で約10%に達し、 微小なエアロゾル粒子が上昇気流を強めうる条件が実在すると示した。米国沿岸の別の観測でも約11%の 過飽和が独立に確認された。
2026年8月2日定番の型
フクロウのヒナは、親の声を「聞き分けなかった」——「できない」という発見の読み方
北海道大学の研究チームが、南大東島のリュウキュウコノハズク(フクロウの一種)のヒナに、父親・祖父・ 血縁のないオスの鳴き声を聞かせる野外実験を行った。ヒナは相手の血縁にかかわらず同じように餌をねだり、 声で血縁を区別する様子は見られなかった。巣立ち前のヒナには生まれつきの血縁認識能力がないと示唆される。
2026年8月1日定番の型
エボラの新ワクチンが「第I相」を通過——「効く」の手前で確かめていること
大阪大学と東京大学などの研究チームが、新規の不活化エボラワクチン「iEvac-Z」の第I相臨床試験の結果を発表した。 接種との関連が疑われる重い有害事象はなく、全被験者で抗体応答が確認された(論文はNEJMに掲載)。 ウイルスの増殖に必須な遺伝子を欠いた設計で、比較的安全度の高い施設で製造できる。
2026年7月30日定番の型
ブラックホールの「風」が銀河の外へ——中心の一点が、全体を形づくる
JAXAや東北大などのチームが、X線分光撮像衛星「XRISM(クリズム)」の観測で、ある銀河の中心にある 巨大ブラックホールから噴き出す高温ガスの「風」が、銀河本体(半径約3万光年)を大きく超え、 約30万光年先までガスの動きをかき乱していることを世界で初めてとらえた。その運動エネルギーは 従来の想定の100倍を超えていた。成果は科学誌Nature Astronomyに掲載された。
2026年7月29日定番の型
植物の毒が、微生物のごちそうに——ニコチンが土の中でしていた仕事
北海道大学・理化学研究所・京都大学は7月27日、タバコが作る毒性成分「ニコチン」が、根のまわり (根圏)の微生物のはたらきに関わっていると発表した。ニコチンを分解して栄養源にできる細菌 アルスロバクターが、根圏で競合上の優位を得ていた。ニコチンは昆虫には強い毒だが、多くの根圏 微生物の増殖は抑えず、地上と地下で違う役割を果たしていた。成果は学術誌 Microbiome に掲載。
2026年7月28日定番の型
CO2が急に増えた「犯人」は、排出増ではなかった——弱った自然のブレーキ
国立環境研究所は7月22日、温室効果ガス観測衛星「いぶき」(GOSAT)のデータから、 2023〜2024年の大気CO2濃度の大幅な上昇は、化石燃料の排出増ではなく、 陸の生態系が吸収するCO2が減ったことが主因だと発表した。追加で大気に残ったCO2は 熱帯から22.2億トン、北半球中高緯度から8.4億トン(炭素換算)。気温上昇が吸収を弱めた。
2026年7月26日
脳が働くと作られるタンパク質を発見——「見える道具」が定説を書き換える
理化学研究所と新潟大学の研究チームが7月23日、神経細胞が活動したときに合成が増える タンパク質を詳しく調べる解析技術を開発したと発表した。記憶に関わるものを含む399種類の合成増加を確認し、 これまでタンパク質を作らないと考えられてきた領域から、多数の「マイクロペプチド」が作られることも見つけた。
2026年7月25日
二つの小惑星が、45億年前の同じかけらを持っていた——ベヌー試料が語る太陽系の生い立ち
北海道大学・京都大学・海洋研究開発機構の研究グループが、探査機オシリス・レックスが小惑星ベヌーから 持ち帰った試料の中に、太陽系最初期にできた岩石(難揮発性包有物=CAI)を複数見つけた。放射年代測定で、 そのうち一つは約45億6730万年前の形成と判明。はやぶさ2がリュウグウから持ち帰った試料のものとよく似ており、 二つの小惑星が太陽系の遠方で共通の材料からできた可能性を示す。成果はNature Communicationsに掲載された。
2026年7月22日
固体なのに、液体のように流れる——電池の未来を握るイオンの謎に一歩
理化学研究所の研究チームが、固体の中をイオンが高速で流れる「超イオン伝導」の仕組みを解明した。 結晶構造は保ったまま、一部のイオンだけが液体のように協同して動くことを突き止めた。 イオンの流れやすさは次世代の全固体電池の性能を左右し、蓄電技術の設計指針につながると期待される。
2026年7月18日定番の型
サバの不漁、犯人は「黒潮の大蛇行」——海流から魚までを一本の線で読む
東京大学の研究チームが、日本南岸を流れる暖流・黒潮の「大蛇行」が、マサバの成長と生き残りを 低下させていた仕組みを解明した。マサバの成長と回遊を再現する計算モデルを使い、大蛇行が続いた 2018〜2024年に、餌のプランクトンの供給が減って0歳魚に不利な状況が生じたことを示した。
2026年7月17日定番の型
はやぶさ2、小惑星トリフネに超接近——「地球防衛」の技術をためす
JAXAは、探査機はやぶさ2が7月5日に小惑星「トリフネ」への超近接フライバイに成功したと発表した。 探査機は小惑星の至近距離を秒速約5キロメートルで通過し、搭載する観測機器でデータ取得に成功。 通信の遅れる遠方で、機体が自ら軌道を判断する自律的な航法が使われた。
2026年7月16日定番の型
ヒト細胞の「骨格」の起源、27億年前の古細菌に見つかる——理研が複雑な生命の謎に迫る
理化学研究所などの国際研究グループが、ヒトを含む真核生物の「微小管」に似た ミニマルな管をアスガルド古細菌(ヘイムダル古細菌)で発見したと発表した。細胞の骨格を つくる部品の起源が、単純な微生物にまでさかのぼることを示す成果で、Science Advances に掲載。
2026年7月12日
絶滅危惧のニホンザリガニ、747地点の9割超で確認——『珍しさ』は誰が作ったのか
北海道大学などの研究グループが、北海道新幹線の環境アセスメント調査データを解析した。 約200kmにわたる747地点の9割超で、絶滅危惧種のニホンザリガニを確認したという。 開発のために集めた調査データが、この生き物の本来の分布を描き直した。
2026年7月11日
史上最遠のクェーサーを発見——131億光年かなたを見ることは、宇宙の過去を見ること
国立天文台などの国際研究チームが、初期宇宙にある超大質量ブラックホール(クェーサー)を31個発見した。 うち2個はこれまでで最も遠く、宇宙誕生から約6億7000万年後、約131億光年かなたにあった。 欧州の宇宙望遠鏡「ユークリッド」で広く探し、日本の「すばる」で詳しく確かめた連携が実を結んだ。